スーパーGT第5戦スポーツランドSUGOの参加条件発表。31号車プリウスPHV apr GTの数値が変更に

 スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは8月27日付けで、9月11〜12日に宮城県のスポーツランドSUGOで開催される第5戦『SUGO GT 300km RACE』の参加条件を発表した。GT300クラスでは、今回31号車TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTの車重とエアリストリクター値が変更された。

 さまざまな車両が参戦するスーパーGTでは、すべての車両について性能均衡化のため、性能調整が実施される。この調整は特定の車種、または特定の競技車両に対して不定期に実施することができるが、事前に告知され、各車はその性能調整が記された参加条件に従いレースウイークに臨むことになる。

 GT500クラスでは今季第2戦から特に変更はなく、またFIA-GT3車両はSROモータースポーツ・グループとの提携によりSROが定めるコース別に沿ったBoP数値が採用される。一方変更があったのは、GTA-GT300シャシーである31号車TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTだ。

 スーパーGTで唯一ハイブリッドを搭載する31号車TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTは、これまでハイブリッド非搭載の30号車TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTと同様に最低重量1200kg、エアリストリクター値29.67mm×2という数値だったが、BoP重量が異なるほか、ハイブリッド重量の51kgを積まなければならなかった。

 今回の第5戦からは最低重量が1200kgから1250kgと重くなった一方で、エアリストリクター値も29.67mm×2から、2020年まで採用されていた30.27mm×2に変更された。チームによれば31号車TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTは今季なかなか思うような成績が出ていなかったが、ハイブリッド搭載車はタイヤを含めた非常に数値やバランスが繊細で、第1戦岡山で特別BoPが採用されてから第4戦までの数値となっていたが、今回GTAから数値変更の提案があったところから、第5戦からはこの数値を採用することになったようだ。

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