J1鳥栖・金明輝監督にまたパワハラ問題

金明輝監督

J1鳥栖の金明輝監督(40)にまたパワーハラスメント問題が浮上した。

日本サッカー協会の「暴力等根絶相談窓口」に、金監督が選手などに対して暴力行為や暴言を吐くといったパワハラを行っているとの告発文が届いていたことが判明。Jリーグが今後の対応を協議している。

金監督は6月、練習中に選手を足払いして転倒させるなど指導の範ちゅうを超えた行為があったとしてクラブから3試合の指揮資格停止処分を受けており、8月14日の浦和戦から復帰したばかりだった。

日本サッカー協会の反町康治技術委員長は31日の技術委員会後の取材対応で鳥栖の件に関して「実際、以前にあったのはクラブ側がしっかりヒアリングしてJリーグに上げると。Jリーグにはコンプライアンス委員会があるので精査しているのではないか。その結果をもって、何かあるのであればそこで初めてJFA(協会)のほうに来る。まずJリーグと連携して、そういうことがあった時のみ(対応する)というのが我々のスタンス。実際そこまでまだ話が来ていない。これからどうなるか分からない」と現状ではJリーグによる協議の結果を待っている段階だと説明した。

「(6月の件で復帰した際は)Jリーグのほうからは特に問題がないとまとまったと思うので、これでまた(問題が)出てくるのであれば、どういう形になるか分からないというのが現状」と新たなパワハラの事実が認定されれば協会として対応することになりそうだ。

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