ワクチン1回目接種率 長崎県内全市町で5割超に

 長崎県は31日、新型コロナウイルスワクチンの29日時点の全世代接種状況を公表した。1回目の接種率は55.9%、2回目は45.8%。1回目は全21市町で5割を超えた。22日時点の1回目接種率は長崎、佐世保、西彼長与の3市町が40%台後半だった。
 県が独自に市町に聞き取った集計によると、県全体で1回目約75万5100回、2回目約61万8300回。県の集計は医療従事者を含んでおらず、内閣府の集計(2日公表)によると、県内の医療従事者は1回目約8万回、2回目約7万1100回接種済み。県の29日時点の集計に加えると、全体の接種率は1回目が61.8%(全国平均53.1%)、2回目が51.0%(同42.5%)になる。
 市町別では北松小値賀町が1回目81.4%、2回目79.4%でいずれも最高。1回目が最も低かったのは佐世保市の51.6%、2回目の最低は長崎市の39.8%。

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