アーセナルが日本代表DF冨安健洋の獲得を発表 アルテタ監督「重要なメンバー」

冨安健洋

イングランド・プレミアリーグのアーセナルは31日(日本時間1日)、イタリア1部ボローニャから日本代表DF冨安健洋(22)を獲得したと公式ホームページで発表した。契約期間は「長期」とし、背番号は18に決まった。

冨安にはイタリア1部アタランタやイングランド・プレミアリーグのトットナムやレスターも興味を示していたが、かねて関心を持っていたアーセナルがボローニャにオファーし、合意に達したという。イタリア「スカイスポーツ」によると、移籍金は2300万ユーロ(約30億円)になる見込みという。

冨安はこの日、メディカルチェックもパスし、労働許可証などの手続きも完了。許可が出れば公式戦出場が可能となる。

英「BBC」によると、アーセナルのミケル・アルテタ監督は「タケヒロはセリエA(イタリア1部)と国際レベルでの経験が豊富な強力なDFだ」とし「彼は優れた守備能力、高い技術、ボールに対する落ち着きを備えた多彩な選手。私たちにとって重要なメンバーになる」と話すなど、最大級の賛辞で迎えた。

かつてMF稲本潤一やFW宮市亮が所属した名門アーセナルは今季はここまで3連敗で最下位。守備の再建が急務となっており、冨安への期待も高まっている。また、女子チームにはなでしこジャパンFW岩渕真奈が所属している。

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