【森保ジャパン】吉田麻也が語るA代表と五輪代表の「相乗効果」

五輪でも守備の要として活躍した

カタールW杯アジア最終予選オマーン戦(2日、大阪)に臨む日本代表キャプテンのDF吉田麻也(32=サンプドリア)が1日、オンライン取材に応じ〝森保ジャパン〟のメリットについて強調した。

ロシアW杯アジア最終予選では初戦UAE戦に逆転負けを喫したこともあって「やっぱり予選の入り方。前回は初戦(黒星)で自分たちで首を絞めったのもある」と反省し「最終予選はまったく違った戦いになる。アウェー戦も違ってくるのでしっかりと勝ち点を取る」と意気込みを語った。

厳しい戦いが待ち受けるが、日本にはプラス材料があるという。吉田は「五輪世代とA代表が同じ監督、スタッフの下でやっている。いろんな選手が活動にかかわったし、同じフィロソフィーの中で戦ってきている。全員が他の選手のことを把握できているのはメリットだ」と力を込めた。

昨年からA代表に選出されている若手選手が五輪世代チームで活動することもあったが、指揮官が兼任だったため、戦い方も原則は同じだった。東京五輪後、2つのチームは融合したが、森保監督が「ワンチーム、ツーカテゴリー」とした方針が最終予選に向けて奏功するという。

吉田は「フィーリングも合うだろうし、五輪世代とA代表が競争していく中で、いいものをつくりあげていけるのではないか。五輪の意義はまさにここにある」と訴えた上で「五輪が終わったら終わりではなく、大切なのはここから。カタールのメンバーに入って結果が出せるか。そういう意味ではまだ五輪は終わっていない」と話した。

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