県による3日から16日までの営業時間短縮の協力要請を受けて糸魚川市は1日、大町1のヒスイ王国館で、市内の酒類を提供する飲食店などの事業者らを対象に説明会を開いた。
市は前日の8月31日に県から説明を受け、3日から始まる時短営業に備えて急きょ説明会を設けた。市商工観光課企業支援室が協力要請の内容や協力金の支給などについて説明。会場に約65人が集まり、ZOOM(ズーム)を用いたウェブ形式による参加も受け付けた。
参加者は「要請に従わなかった場合はどうなるか」「期間の途中からでは支給対象にならないのか」など質問。「あまりにも性急過ぎる」と戸惑いの声も上がった。「客も売り上げも減っている。支給を早めにしてほしい」「運転代行やタクシー、酒屋など他業種も苦しむ。しっかり補償を」と要望が寄せられた。
この期間の休業を決めた店もある。スナックを経営する女性は「認証店だが午後8時まででは、開店と同時に閉店のようなもの。(営業時間を)早くすることもできないし理不尽」と諦め顔で話した。
説明会は2日も行われる。時間は午前9時30分から同10時30分まで。会場は糸魚川市役所201・202会議室。