政府は首都直下地震を想定した総合防災訓練を「防災の日」の1日に実施し、官邸と横浜市役所を結ぶテレビ会議が開かれた。
山中竹春市長は「火災や住宅の倒壊情報が数多く寄せられている」と報告、菅義偉首相(衆院神奈川2区)は「全国から最大限の人員と資機材を投入し、災害復旧対策に全力であたる」と強調し、冷静な対応を求めた。
訓練は同日午前7時10分ごろ、東京都直下を震源とするマグニチュード(M)7.3の地震が発生し、都内で最大震度7、横浜市内で最大震度6強を観測したと想定して行われた。
国や自治体が連携して防災体制を確認するテレビ会議では、政府の緊急災害対策本部で本部長を務める菅首相に対し、山中市長が市内の被害状況を報告した上で、「緊急消防援助隊の迅速な派遣を」などと要望した。