前線活動が活発に 3日(金)にかけて大気非常に不安定 九州北部は土砂災害に警戒

3日(金)午前9時の予想天気図

 西・東日本は3日(金)にかけて、竜巻などの激しい突風、落雷、局地的な非常に激しい雨に注意が必要だ。

 前線が中国の華中から本州付近を通り日本の東へのび、前線上の低気圧が東日本にあって東へ進んでいる。前線は3日(金)にかけて本州付近に停滞する予想で、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、前線の活動が活発になり西・東日本は大気の状態が非常に不安定となる所がある見込み。

雷・突風・非常に激しい雨

積乱雲が近づくサイン

 西・東日本では3日(金)にかけて、竜巻などの激しい突風や落雷に注意が必要だ。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めたい。九州北部は3日(金)明け方から昼前にかけて、雷を伴い非常に激しい雨が降り大雨となるおそれがある。この方面は、土砂災害に警戒が必要だ。

関東は3日(金)も気温低く

3日(金)の全国の天気と予想気温

 2日(木)は前線の北側の地域で、日中も気温の上がりにくい状態が続いた。最高気温は東京都心で20.6℃、仙台23.2℃、松江24.2℃など、9月下旬から、場所によっては10月下旬並みの気温となった。3日(金)にかけても、きょうと同じような気温をたどる地域が多く、日中は関東を中心に平年を大幅に下回る見込み。気温の急な変化で体調を崩さないよう、引き続き注意が必要だ。なお、週末以降は関東でも、蒸し暑さが戻る予想となっている。

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