J1湘南の山口智新監督(43)が2日、オンラインで就任会見に臨み、「残留争いから抜け出すためには勝たなければならない。常にポジティブで前向きなチームづくりができればと思う」と抱負を語った。
17位以下の4チームが自動降格となる今季、湘南は5勝11分け11敗の15位につけるが、17位との勝ち点差は3しか離れていない。厳しい状況を打開するため、浮嶋前監督からバトンが託され「急な話ではあったけれど、いま何をすべきかと考えたら断る理由はなかった」と明かす。
現役時代はG大阪や千葉でプレーし、日本代表でも国際Aマッチに2試合出場。2015年の引退後はG大阪などでコーチを務め、今季から湘南の指導陣に加わった。DF出身らしく、「いいところを出すために(自分たちが)嫌なことや、苦しいことをやろうという話はした」と、これまで以上に高い守備意識も求めた。