【全米OP】2回戦でも8分…〝トイレが長い男〟チチパスに対し、名選手がルール改正を求める

トイレ問題で物議を呼んでいるチチパス(ロイター)

テニスの4大大会全米オープン男子シングルスで、世界3位のステファノス・チチパス(ギリシャ)が毎試合、長いトイレ休憩を取り批判を浴びている問題で、ルール改正を求める声が浮上している。

チチパスは初戦のアンディー・マリー(英国)戦に続き、2回戦のアドリアン・マナリノ(フランス)戦でも約8分間のトイレ休憩を取った。観客からはブーイングが起こったが、チチパスは会見で「僕はなにも悪いことをしていないから理解できない。ルールを破ったとは思っていない。もし違反しているなら、罰金を科せられるなり、ペナルティーを受ける。でも僕が知っている限り、ガイドラインに従ってプレーしている」と自らの正当性を主張した。

確かにトイレ休憩は何分までという明確なルールはない。これに対し、オーストラリアの名選手トッド・ウッドブリッジ氏はオーストラリア「9ニュース」に「彼はルールの範囲内でやっているが、ルールを変える必要がある。今に始まったことではなく、何年も前に対処されるべきだった。シャツとパンツと靴下は3分で変えられ、8分もかからない」とルール改正の必要性を求めた。

トイレルールの行方に注目が集まる。

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