【全米OP】大坂なおみ 不戦勝で3回戦進出

大坂なおみ

テニスの4大大会・全米オープンで連覇を狙う女子世界ランキング3位の大坂なおみ(23=日清食品)は1日、2回戦の対戦相手だった同145位のオルガ・ダニロビッチ(セルビア)が棄権したため、6年連続の3回戦進出となった。

18、20年を制している相性抜群も大会だが、今回も流れは上々。初戦をストレート勝ちし、戦わずしてVへ一歩近づいた。5月の全仏オープンをメンタルの病を理由に棄権し、東京五輪まで欠場。3回戦まで「中3日」となり試合勘が心配されるが、それ以上に体力温存で上位進出するメリットの方が大きいだろう。

今大会は「医療サービスプログラム」も充実し、全米テニス協会は出場選手のメンタルヘルスを全面的にサポート。精神的な不安を抱えていた大坂にとって、この環境も追い風となっている。なお、3回戦ではカイア・カネピ(エストニア)とレイラ・フェルナンデス(カナダ)の勝者と対戦する。

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