がん闘病中の「ボニージャックス」西脇久夫さん死去

4人組コーラスグループ「ボニージャックス」の西脇久夫さんが、肺がんのため8月30日、午前8時50分に都内の病院で亡くなったことが2日、分かった。85歳だった。葬儀は31日に、近親者のみで営まれた。

早稲田大グリークラブ出身の4人で結成した「ボニージャックス」で1958年にデビュー。西脇さんは高音部を担当するトップテナーとして活躍した。

童謡「ちいさい秋みつけた」を広く世間に知らしめ、1963年から3年連続で紅白歌合戦に出場。「手のひらを太陽に」などはボニージャックスが歌ったことで広まった。

西脇さんは数年前、肺がんを患い手術を受けたのち、歌手活動と並行して治療を行っていたが、先月初旬、容体が悪化し入院。帰らぬ人となった。

なお、4日には神奈川県綾瀬市オーエンス文化会館大ホールで開催される「ボニージャックス&ベイビーブー ジョイントコンサート」は西脇さん以外3人のメンバーで実施予定。

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