元マネーの虎VS天才編集者あわや乱闘寸前 箕輪厚介氏が歴代の虎狩り宣言

会見で火花を散らした箕輪厚介氏(左)と南原竜樹氏

素人異業種格闘技戦「hatashiai」(19日、東京・歌舞伎町)で対戦が発表されていたLUFTホールディングス会長の南原竜樹氏(61)と幻冬舎編集者の箕輪厚介氏(36)が2日、都内で会見した。

元〝マネーの虎〟と天才編集者が初めて対面。2人はメインイベントで激突する予定だったが、南原氏が先月27日に出場したキックボクシングの興行でKO負けを喫したうえ、あばらを骨折。中3週となる興行での出場は危険と運営側が判断し、ストップがかかり、2か月後に延期となった。

これに怒り心頭なのは体を鍛え上げ、トレーニングに励んできた箕輪氏だ。SNS上で南原氏への怒りをぶちまけ、暴走モードに突入していた。運営側は急きょ、会見の場を設定したが、肝心の箕輪氏が定刻の時間になっても現れる気配がない。

50分以上遅刻して、ようやく現れた箕輪氏はなんとハイボール缶片手。既に酔っぱらっているのか「なんだこれ?」「世紀の茶番」とくだを巻いたものだから南原氏の表情は一瞬にして曇った。

さらに箕輪氏は「どう考えても南原が悪い。なんで試合に出ているんだ。負けるなよ。骨折するなよ」と南原氏を呼び捨てにして、絡んだものだから大変だ。

元マネーの虎で、いまもビジネス界のトップに立つ南原氏は「呼び方変えろよ」と一喝。この凄みに箕輪氏も呼び捨てを引っ込めた。さらに南原氏は「僕も落ち度がある。実をいうとアバラが折れるとは想像していなかった。勝つつもりでいた。自信が過ぎちゃったかな。そういう意味でいうとたくさんの人たちがカードを組んで、申し訳ない」と謝罪した。

謝罪の言葉を聞いて、ようやく我に返った箕輪氏はこの一戦にかけた思いを吐露した。

「マネーの虎はメチャクチャ好きで、虎世代。虎を一人ひとり刈っていこうと思って、南原、なんでんかんでん(川原ひろし氏)、がなり(高橋がなり)、ミカジョン(野口美佳氏)…。(自分は)こっちのビジネスをけん引しているグループなので、昭和を終わらせたい」と壮大な野望を明かしたのだ。

これに南原氏は「古き良き時代だったからね。ハイボールもう一杯持って来いよ」と箕輪氏に呼びかけ、すっかり意気投合。2人は2か月後の再戦を誓い、渋谷の街へと消えていった。

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