「≠ME」が生歌&全力でファン急増 歌ヘタメンバーへは指原莉乃の〝スパルタ愛〟

皿回しに挑戦する本田珠由記

12人組アイドルグループ「≠ME」(ノットイコールミー、通称ノイミー)が2日、東京・Zepp Tokyoで初の全国ツアー初日を開催。1000人の観客を前に、1stシングル「君はこの夏、恋をする」をはじめ、全22曲を生歌で披露した。

指原莉乃(28)がプロデュースする同グループ。昨年開催予定だった全国ツアーが、コロナ禍で延期になり、1年越しに〝リベンジ〟。菅波美玲(21)は「初めてのツアーということで、もう本当に心臓が出てくるんじゃないかなというぐらい緊張しているけど、楽しんで頑張りたいと思います!」と声を弾ませた。

中盤では、指原が所属したユニット・Not yetや乃木坂46、欅坂46(現・櫻坂46)の楽曲をカバーするなど多彩な演出で魅了。最年少の川中子夏月心(かわなご・なつみ=15)は、AKB48・横山由依のソロ曲「月と水鏡」をソロで歌い上げた。

会場から大きな拍手を浴びた川中子は「本当に歌うことが大好きなので、こんなにもすてきな曲を歌わせていただけて本当にうれしかったです」と感謝。メンバーからは「すごすぎ! 最年少とは思えない」「本当にすごかった!」と歌声を絶賛された。

ほかにも冨田菜々風(21)、蟹沢萌子(21)、櫻井もも(17)ら歌唱力が光るメンバーが多いノイミー。「全力で生歌を歌う姿がファンを急増させている。先輩グループの『=LOVE』もそうですが、プロデューサー・指原莉乃が〝生歌〟へのこだわりが強い」とは音楽関係者。

〝歌がやや苦手〟な本田珠由記(17)もいるが、中盤にレコーディング時の本田の歌ヘタエピソードをVTRで流し、クローズアップ。さらに、本田はその後に得意の皿回しを披露し、バラエティー能力を発揮した。

「これも指原なりの〝スパルタ愛〟でしょうね。あえて歌ヘタをイジる企画をしつつも、本田はバラエティー面で一番目立っていた」(前同)。

終盤では、11月10日に2ndシングル(タイトル未定)を発売することを発表。メンバーの全力パフォーマンスと指原の個性を把握したセットリストで、全国ツアーでさらにノイミーファンを増やしそうだ。

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