『ひらけ!ポンキッキ』の元心理学スタッフ、発達心理学の専門家 沢井佳子『6歳までの子育て大全』発売!

「子どものトリセツ」ではなく、“発達の順序”を理解し、子どもの「今」を楽しむ子育てを一般社団法人日本こども成育協会は、 2021年9月5日(日)、 当会理事の沢井佳子氏による育児書 『6歳までの子育て大全』 が、 アチーブメント出版株式会社より出版。 本書は、 幼児教育番組 『しまじろうのわお!』の監修者、 沢井佳子による育児書。沢井は、 1980年代に幼児教育番組 『ひらけ!ポンキッキ』(フジテレビ)の心理学スタッフを務め、 その後も『こどもちゃれんじ』(ベネッセ)など、 多くの幼児向け映像や本、 デジタルコンテンツの開発などに携わってきた、 発達心理学と視聴覚コンテンツ監修の専門家。 子どもの発達、 とりわけ「認知発達(考える力の発達)」についての心理学的知見に基づき、 映像メディアの第一線で幼児向けのコンテンツを手がけ、 幼児期の子どもの成長と発達に寄り添ってきた沢井。 その豊富な経験から、 今度は、 子ども向けではなく、 子育てに悩む保護者を対象に、 幼児の発達をやさしく解説する本が生まれた。 本書の最大の特徴は、 『子どもの発達の順序を理解すること』にフォーカスしている点。 「子どものトリセツ本」ではなく、 子どもがどのように「わかる」ようになるのか、 「できる」ようになるのか、 を可視化するよう工夫を凝らした。 子どもの発達には、 生まれつきのプログラムに導かれた順序がある。 言葉の獲得、 数量概念や論理の理解、 社会性や情動などの多様な領域の発達が、 一定の順序で発達。 「イヤ!ヤダ!」と言って、 親を困らせる子どもの振る舞いも、 考える力の発達(認知発達)によって、 順々に引き出される行動のひとつ。 子どもの今の様子に、 心配事があったとしても、 「次にどんな発達の変化が起きるか?」がわかっていれば、 次を待つ余裕が生まれる。 このように、 発達についての知識をもとに、 子どもの考え方を想像できるようになることで、 SNSなどインターネット上にあふれる膨大なトリセツ情報に振り回されることなく、 大らかな気持ちで、 子どもと過ごす時間を楽しめるようになる。 また、 本書では、 父親の育児休業時の心がけや、 周囲の大人達と協力して子育てをしてゆくコツについても解説し、 具体的な子育て支援の情報も紹介している。 コロナ禍で、 家族のおうち時間が増える今こそ、 子どもの発達の変化に気づくチャンスでもある。 6歳までの子どもの発達を理解し、 どっしりとかまえた子育てをするためのヒントとして、 お父さん、 お母さん、 そして祖父母世代の方々にも、 活用していただきたい一冊だ。

編著者 沢井佳子メッセージ

本書は、 コロナ禍のさなかに執筆しましたので、 リモートワークにおける子育ての問題、 父親の子育ての課題などを積極的に取り上げています。 ステイホーム中、 祖父母世代の助けを得られない家庭も多いと思います。 本書をお読みいただければ、 身近な人に子育ての相談のおしゃべりをするような気分で、 問題解決のヒントが見つかり、 心が軽くなるかもしれません。

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