7日(火)前後は大潮 東北から関東北部の太平洋沿岸、東海・西日本の沿岸など浸水・冠水に注意

7日(火)の各地の満潮時刻

 7日(火)の新月の前後は大潮の時期にあたり、満潮の時間帯を中心に潮位が高くなる。東北から関東北部の太平洋沿岸、東海及び西日本の沿岸の一部では、海岸や河口付近の低い土地で浸水や冠水のおそれがある。

(上)2014年8月12日午前8時頃 満潮時 那覇市 (下)2014年8月12日午後2時過ぎ 干潮時 那覇市 (撮影=崎濱綾子)

 夏から秋にかけては海水温が高い等の影響で、平常時の潮位が年間でも高い時期となる。さらに、7日(火)の新月の前後は大潮の時期にあたるため、満潮の時間帯を中心に潮位が高くなる。  

 また、平成23年(2011年)東北太平洋沖地震の影響により、東北から関東北部の太平洋沿岸では宮城県や福島県の一部の地域を除いて、現在も地震の前より地盤が低くなっている。  

 このため、東北から関東北部の太平洋沿岸、東海、近畿、中国、四国、九州北部及び九州南部の沿岸の一部では、4日(土)から13日(月)にかけて、満潮の時間帯を中心に海岸や河口付近の低い土地で浸水や冠水のおそれがあるので注意が必要となる。  

 なお、この期間中に台風や低気圧の通過等があった場合や、短時間に海面が昇降を繰り返す副振動の発生等があった場合は、さらに潮位が上昇する可能性がある。  

 今後発表される高潮警報・注意報や潮位情報に注意が必要だ。

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