メッツが接戦制す 両軍初回初球先頭打者アーチの珍事も

【マーリンズ3-4メッツ】@シティ・フィールド

メッツは3対3の同点で迎えた7回裏にドミニク・スミスのタイムリーで勝ち越しに成功。この1点を4番手トレバー・メイと5番手エドウィン・ディアスが守り、4連勝で借金を1に減らした。両軍合計7失策と締まらない試合になったものの、そのなかで両軍のリリーフ陣がヒットを1本も許さない好投を披露。メッツ3番手ジューリス・ファミリアが今季9勝目(3敗)、ディアスが今季28セーブ目をマークし、マーリンズ先発のサンディ・アルカンタラに今季13敗目(8勝)が記録された。

1回表にミゲル・ロハスの8号初球先頭打者アーチとヘスス・アギラーのタイムリーで2点を先制されたメッツは、1回裏にジョナサン・ビヤーが17号初球先頭打者アーチを放って1点差。4回裏無死2塁からフランシスコ・リンドーアのタイムリー二塁打で同点に追いつき、一死3塁からアルカンタラのボークで勝ち越しに成功した。6回表にルイス・ブリンソンの押し出し四球で同点に追いつかれたが、7回裏一死1・3塁のチャンスで代打スミスが勝ち越しタイムリー。この1点を守り抜き、連勝を4に伸ばした。

なお、この試合では両軍の1番打者が初回に初球を打って先頭打者アーチを放つという珍しい出来事が起こった。ピッチカウント(投球数)の集計が開始された1988年以降、両軍の1番打者が初球先頭打者アーチを放つのは初めて。両軍のリードオフマンは「初回初球先頭打者アーチの打ち合い」という珍しい記録でメジャーリーグの歴史に名を残すことになった。

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