シントトロイデンで出場拒否の鈴木優磨がホラーバッハ監督に謝罪 今夏の移籍失敗で

鈴木優磨

ベルギー1部シントトロイデンのFW鈴木優磨(25)がベルント・ホラーバッハ監督に謝罪したと、同国メディア「VOTEBALKRANT」が報じている。

今夏の移籍を目指していた鈴木はシントトロイデンの公式戦出場を拒否してまで、他クラブ入りを熱望。8月31日の移籍期限を前にドイツ2部シャルケやイングランド・チャンピオンシップのノッティンガム・フォレストからオファーが届いたものの、交渉はまとまらなかった。2日には自身のインスタグラムを更新し、今季のチーム残留を宣言した上で「私のしたことは正しい方法ではありませんでした」と書き込んでいた。

そんな中、同メディアによると、ホラーバッハ監督は「ユウマは1日の朝、私に会いに来た」とし「彼は謝罪した。数か月間、別のグループにいたのだから(謝罪は)論理的だ。私は彼を責めることはできない。彼はちょうどいいオファーを受けていた」と、リーグ開幕から試合参加を固辞していた鈴木を受け入れるという。

指揮官は「現在、ユウマが何パーセントの状態でいるのかはまだわからない。最初からやり直す必要がある。どのストライカーの組み合わせが合うかを見る」とコメントした。シントトロイデンは鈴木の移籍を見込んで、今夏にFW林大地とFW原大智の2人を獲得している。鈴木は再スタートするが、再び定位置を確保し、ゴールを量産できるだろうか。

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