今季終了後FAのコレア アストロズと再契約の可能性を排除せず

アストロズの正遊撃手として活躍してきたカルロス・コレアは今季終了後にFAとなる。今季開幕前にはアストロズから提示された6年1億2000万ドルと5年1億2500万ドルの契約延長オファーを拒否し、先日は「アストロズでのラストイヤーにワールドシリーズ制覇を勝ち取りたい」と発言したことが話題になった。しかし、コレアは契約延長オファーを拒否して以降、アストロズとの契約交渉が行われていないことを明らかにしつつも、FAとなったあとにアストロズと再契約を結ぶ可能性は排除していない。

現在26歳のコレアは2012年のドラフトでアストロズから全体1位指名を受けてプロ入りし、2015年にメジャーデビューして新人王を受賞。それ以来、チームの正遊撃手として活躍してきた。今季はここまで122試合に出場して打率.277、20本塁打、69打点、OPS.847を記録。守備面では自己ベストとなる守備防御点+14をマークしており、攻撃、守備、そして年齢のバランスを考えると、スター遊撃手の多い今オフのFA市場におけるベストの選択肢と言えるかもしれない。

アストロズは今オフ、コレアとの再契約に乗り出すことが確実視されているが、コレアの遊撃手としての実力を考えれば、複数のチームによる争奪戦が繰り広げられることは間違いない。「シーズンが始まったら契約の話はしたくないとハッキリ伝えたんだ。アストロズはそれを尊重してくれた」とアストロズへの感謝を口にするコレアだが、アストロズがコレアと再契約できるかどうかはアストロズが提示するオファー、そして他球団から提示されるオファー次第ということになるだろう。

コレアは「(来季もアストロズでプレーするかどうかは)誰にもわからないよ。もしアストロズが望むなら、僕は喜んで残留する。もしアストロズが僕のことを長期的な戦力と考えないなら、僕は他のチームでプレーすることになるだろう。(どんなオファーが提示されるかは)僕にはどうしようもない。僕にできるのはチームの勝利を手助けすることだけさ」と語る。コレアは来季、どのチームのユニフォームを着てプレーすることになるのだろうか。

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