横浜市磯子区の市立小学校で2015年12月、防火防煙シャッターが落下して当時同校の児童だった女性が負傷した事故を巡り、市と女性との和解協議が整ったことが3日分かった。市は10日の市会第3回定例会本会議で専決処分として報告する。
和解条項には、市が女性に深く謝罪するとともに和解金2252万円を支払うことや、市は学内事故の継続的な再発防止に努めることなどを盛り込んだ。
市によると、避難訓練時に教諭がシャッターの操作を誤ったことからワイヤが切れてシャッターが落下。シャッターが当たった女性は背中などに重傷を負い、腰に麻痺などの障害が残ったという。