【新型コロナ】横浜で2人死亡、936人感染 関東学院大の硬式野球部でクラスター

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は26日、90代女性と70代男性の2人が死亡したと発表した。また、10歳未満~90代の男女936人の感染を新たに確認。中等症5人、軽症702人、無症状35人で、194人の症状が分かっていない。うち656人の感染経路が不明。

 市によると、死亡した女性は8月23日に意識障害があったため、自宅を往診した医師による検査で24日に陽性と判明。医師と家族の判断で在宅での看取りで25日に亡くなった。女性が利用していた訪問介護事業所では、女性を含めて8人のクラスター(感染者集団)が起きていた。高血圧の基礎疾患があったという。

 亡くなった男性はクラスターが確認された横浜旭中央病院(同市旭区)に入院しており、14日の検査で陽性と判明。17日に亡くなった。肝硬変などの基礎疾患があったという。

 部員5人の感染が判明した「関東学院大学」(同市金沢区)の硬式野球部、8人の感染が確認された市内の訪問介護事業所について、市は新たなクラスターと認定した。

 すでにクラスターが確認されている「ほうゆう病院」(同市旭区)で新たに利用者1人の感染が判明。同病院に関連する感染者は32人となった。

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