【新型コロナ】川崎で新たに428人感染 認可保育園でクラスター

川崎市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、川崎市は3日、10歳未満~80代の男女428人の感染が新たに確認されたと発表した。市は、中等症が1人、無症状か軽症かが判明していない427人を調査中としている。感染経路不明は304人だった。市発表の感染者は3万6323人となった。

 過去に職員と園児計3人の感染が判明していた市内の認可保育園で、新たに園児と職員23人の感染が判明し、市は新たなクラスター(感染者集団)と認定した。

 また、クラスターが確認されていた市北部の病院で、新たに80代女性の入院患者の陽性が判明し、感染者は計11人になった。

 市は3日、まなびの森保育園川崎(幸区)、アスク武蔵新城保育園(高津区)で関係者の陽性が判明し、両施設を3日から当面の間、臨時休園すると発表した。

 新たに確認された感染者の年代別は、20代113人、30.40代が各63人、10歳未満が53人、50代が52人、10代が51人、60代が18人、70代が8人、80代が7人だった。

 居住地別では、川崎区が104人、高津・多摩区が各43人、中原・宮前区が各42人、麻生区が38人、幸区が29人、横浜市が54人、藤沢市が8人、相模原市が3人、茅ケ崎・伊勢原市が各2人、平塚・横須賀・大和市と寒川・中井町、福島県が各1人、東京都内は12人だった。

 感染経路が判明している人のうち、家庭内は70人、陽性者との接触は54人だった。

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