【新型コロナ】3日の神奈川 4人死亡、1869人感染 横浜市教委事務局でクラスター

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で3日、新たに4人の死亡と10歳未満~90代の男女1869人の感染が確認された。うち1143人が感染経路不明。1日当たりの新規感染者数が2千人を下回るのは5日連続。

 横浜市では男性3人の死亡が判明。市によると、80代男性は8月21日に陽性が確認され自宅療養していた。平熱で食事も普段通り食べられていたが、9月1日に意識を失い倒れているところを家族が発見、死亡が確認された。別の80代男性はクラスター(感染者集団)が起きた横浜ほうゆう病院(旭区)に入院していた。同病院関連の感染者は32人で、死亡は3人目。

 横須賀市の70代男性は8月27日に亡くなり、31日に陽性が判明した。死因は新型コロナ感染症以外とみられるという。

 一方、横浜市は職員6人の感染が判明した市教育委員会事務局と利用者ら12人が陽性となった放課後等デイサービス事業所などについて、新たなクラスターと認定した。関東学院大(金沢区)硬式野球部関連の感染者は計31人となった。

 川崎市は、園児を含む23人の感染が判明した認可保育園をクラスターと認定。横須賀市は感染者が計6人となった海上自衛隊の市内の部隊をクラスターと認定した。海自では現在、同部隊を含め三つのクラスターが発生している。

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 在日米海軍横須賀基地は3日、同基地で8月31日以降新たに関係者12人の感染を確認したと発表した。同基地の9月3日現在の感染者数は65人。

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