五輪の年に首相が辞める…菅首相“辞任”で海外メディアが「呪い」と大報道

呪いパワーで2人とも首相の座を降りることになった

菅義偉首相(72)が3日、自民党総裁選(17日告示、29日投開票)の不出馬を表明した。突然の〝辞任表明〟に、海外では「やはりあの呪いは本当だったか」と騒然となっている。

オーストラリア「シドニー・モーニング・ヘラルド」は「菅首相が辞任へ」と報じるなかで「菅の辞任は、日本の『五輪の呪い』を更新した」と触れた。「日本は1964年以来、4度の五輪を開催。時の首相は、健康問題、人気の低下、または内部抗争のために、各大会の1年以内に辞任した」と、64年東京大会の池田勇人氏、72年札幌冬季大会の佐藤栄作氏、98年長野冬季大会の橋本竜太郎氏の辞任に続く菅首相の退陣を報じた。

また、中国「観察者網」も「4回の五輪で5人目…日本の五輪の呪いは本当だった」と報道。「日本は五輪が開催されるたびに、首相は年内に辞任。この呪いから逃れることができなかった」と報道。「個人の健康問題で突然辞任を表明した安倍前首相と合わせて、今大会は2人の首相の辞任という『日本新記録』を樹立した」とした。安倍氏を加え、今大会の呪いの強さも強調した。

大会自体がトラブル続きで「呪われた五輪」と評されたが、まさかこんな結末が待っていようとは…。

© 株式会社東京スポーツ新聞社