背中にガッチリ! コモンリスザルの赤ちゃん誕生 佐世保・森きらら

母親サクの背中にしがみつく赤ちゃん=佐世保市、森きらら

 長崎県佐世保市船越町の九十九島動植物園(森きらら)で、コモンリスザルの赤ちゃん2匹が生まれた。現在頭胴長約15センチで、すくすくと順調に成長している。
 8月1日と4日にそれぞれ生まれた。性別は、母親から離れて行動し始める生後3カ月頃に目視で確認し、名前も性別がわかり次第つける。1匹の母親リオ(4歳)は昨年に続き2回目の出産で、もう1匹の母親サク(3歳)は初産だった。
 先に生まれたリオの赤ちゃんは、母親の背中から時折降りてみるなど活発に動く姿を見せている。一方、サクの赤ちゃんは母親の背中にしがみついて離れず、スヤスヤとよく眠っている。
 森きららは、同市が新型コロナウイルス感染拡大に伴うまん延防止等重点措置の区域に指定されたことを受け、9月12日まで閉園している。飼育担当の吉田幸さん(28)は「閉園中なので、赤ちゃんたちの様子は園のSNSで楽しんでください」と話した。

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