元イングランド代表がリバプールの補強方針を批判「南野より優れた選手に…」 

南野拓実

日本代表MF南野拓実(26=リバプール)では〝役不足〟――。元イングランド代表でリバプール一筋で活躍したジェイミー・キャラガー氏が、今季を迎えるにあたっての古巣の補強方針を批判した。

2年ぶりのリーグ制覇に向けて今夏の補強が注目されたが、攻撃陣の大きな補強はなかった。来年1月のアフリカネーションズカップでエジプト代表FWモハメド・サラーとセネガル代表FWサディオ・マネが離脱するがわかっていたにもかかわらずだ。それを受けてキャラガー氏は、英メディア「PA通信」に「リバプールは攻撃陣が不足していると思うが、補強しなかったことに失望している。今いるメンバーがコンディションを維持する必要があるが、これはほぼ不可能。リバプールのフロント3は強力だが、チームは苦戦すると思う」と指摘した。

サラー、マネ、ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノは健在だが、不在時の代役が物足りないというのだ。同氏は「(FWディボック・)オリギと南野はいるが、彼らよりも優れている選手に来てもらいたかった」と失望感をあらわにした。かねてリバプールでポジションを確保するのは難しいと言われてきた南野だが、今季こそ意地を見せられるか。

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