C・ロナウド 古巣マンU復帰戦は英国内でライブ放送なし…その裏に “謎ルール” の存在

大勢のサポーターがC・ロナウドの出番を待っている(ロイター)

イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウド(36)はホームのニューカッスル戦(11日)で〝再デビュー〟する見通しで世界的な注目を集めているが、英国内でライブ放送がない事態となっている。一体なぜなのか?

転売サイトでチケットがプレミア価格で売られ、来週末のマンチェスター周辺のホテルも急騰するなど、注目の一戦へ向けて周囲は過熱するばかりだが、英紙「ミラー」によると、この試合が土曜午後3時キックオフとなっているため、英国内ではテレビのライブで見ることはできないという。

これは「ブラックアウトルール」と呼ばれ、土曜のこの時間帯に行われる試合はテレビ放送をしない決まりとなっている。1960年代にテレビ放映によってスタジアムの観客動員数が減少することを懸念して導入された。新型コロナウイルス禍の昨季は無観客開催が多かったため一時撤廃されていたが、今季から復活した。

時代遅れの感もあるが、ルールはルール。すでにチケットも完売しており、スタジアムに行けないファンは、ラジオのライブ放送を聞くなどしかリアルタイムの情報を得られないという。ただ国境をまたげば、このルールは適用されない。例えばアイルランドではライブ中継を視聴することが可能だ。

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