原口元気 W杯予選巻き返しへ「初心が大事。なければ試合に出ない方がいい」

MF原口元気

日本代表MF原口元気(30=ウニオン・ベルリン)が、カタールW杯アジア最終予選中国戦(7日=日本時間8日、カタール)へ向けて強烈なメンタルを取り戻そうとしている。

原口は0―1で敗れた最終予選オマーン戦(2日、吹田)で先発したが、前半だけで無念の途中交代。所属クラブ(トップ下)と代表(左サイド)で異なるポジションをこなさなければならないだけに「正直課題だと思うが、パフォーマンスに対して言い訳するつもりはない。次の試合でどれだけ改善できるかだけ」と意気込んだ。

急ピッチで自身のパフォーマンスを上げることも重要となる一方で、本人が最も強調するのはメンタル面だ。「初心に返ることが大事になる。W杯にいきたい、プレーしたいという思いに突き動かされていた4、5年前。今は(2018年ロシア)W杯もいろいろなことも経験して、そこに対する飢えは4~5年前の方が強かった」

続けて「それが自然だけど、もちろんもう1度、W杯に出たくて仕方ないし、もう1回そこに行ってベルギーにリベンジしたい気持ちは強い。それをどれだけ思い返したり、熱みたいなものをよみがえらせられるかが大事だと思う。それがなかったら試合に出ない方がいい」と語った。

熱い気持ちを中国戦にぶつける準備はできている。あとはそれをピッチ上で表現するだけ。ロシアW杯もアジア最終予選黒星スタートだったが、原口は同2戦目と3戦目でゴールを挙げて勝利を引き寄せたが、再びピンチに陥った日本を救うことができるか。

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