バルセロナがエムバペ獲得レースに参戦へ 来夏フリーでレアル入り確実に横やり

エムバペ争奪戦にバルセロナが参戦(ロイター)

スペイン1部バルセロナがフランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)に所属する同国代表FWキリアン・エムバペ(22)取りに参戦すると、スペインメディア「デフェンサセントラル」が伝えている。

PSGは今夏に契約延長を拒否し続けているエムバペの放出を容認すると、かねて獲得を熱望するスペイン1部レアル・マドリードが移籍金2億ユーロ(約260億円)を提示。しかし、PSG側はこのオファーを固辞した。結局、夏の移籍期限となる8月31日までにスペイン移籍は実現せず、エムバペは今季残留となった。

PSGとエムバペの契約は2022年6月末までとなっており、来夏にはフリーでRマドリード入りすることが確実と各メディアで報じられている中で「デフェンサセントラル」は、来夏にバルセロナがエムバペ獲得に動くとし「(Rマドリードの)フロレンティーノ(ペレス会長)から彼を奪うことが目的」と伝えている。
実際に「バルセロナは今日まで、来年の夏にキリアン・エムバペと契約しようとしていることを否定していない」とも報道。総額1400億円超の債務を抱えるなど深刻な財政難に陥っているものの、来夏は移籍金が発生しないため、世界屈指のストライカー獲得へ積極的に勝負を仕掛ける構えなのだ。
もちろん、エムバペとRマドリードは相思相愛と言われているだけに、その牙城を崩すには簡単ではない。また、イングランド・プレミアリーグのリバプールやマンチェスター・ユナイテッドも獲得レースに参戦する可能性もある中、バルセロナの動向にも注目だ。

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