角田裕毅、赤旗でQ3進出のチャンス失う「ペースは明らかによかったが不運だった。内容には満足」F1第13戦予選

 2021年F1オランダGPの土曜予選で、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は15番手だった。

 Q2終盤にウイリアムズ2台が相次いでクラッシュし、セッションが2度の赤旗中断となったことから、角田は最後のアタックラップを走れず、15番手で敗退となった。

 チーフエンジニア(ビークルパフォーマンス)のクラウディオ・バレストリは、「裕毅はよくやっていたが、Q2で不運に見舞われた。赤旗のために最後のプッシュラップを走り切ることができず、新品タイヤを使えなかった」と述べている。

 なお、FIAの土曜現地12時14分の発表により、角田のパワーユニットにシーズン3基目のターボチャージャーとMGU-Hが入れられたことが明らかになっている。

2021年F1第13戦オランダGP 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)

■スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ
角田裕毅 予選=15番手
FP3 17番手(1分11秒980:ソフトタイヤ/29周)
予選 15番手(Q1=14番手1分10秒462:ソフトタイヤ/Q2=15番手1分11秒314:ソフトタイヤ)

 今週末重ねてきた進歩には満足していますし、徐々にラップタイムを上げていくというアプローチがうまくいっていました。ここはドライビングが本当に面白いですし、予選セッションも楽しめて、マシンにも自信があったので、Q2へ進めてよかったです。

 その後、赤旗で新品タイヤでの最終アタックができなかったのは不運でしたが、しょうがないことです。ペースは明らかによくQ3へ進める可能性もあったので予選については複雑な気持ちもありますが、今日の内容については満足しています。

© 株式会社三栄