サマー2000シリーズ最終戦のGⅢ新潟記念(5日=新潟競馬場、3歳以上芝外回り2000メートル)は、直線最内から大外まで馬がバラける〝横一線〟の展開。ステイゴールド産駒で12番人気(単勝4280円)の伏兵マイネルファンロン(牡6・手塚厩舎)が一番外から豪快に差し切った。
騎乗したミルコ・デムーロ騎手は同じラフィアンが所有する妹・ユーバーレーベン(父ゴールドシップ)で今年のオークスを勝っており、今回、テン乗りでまたがった兄も初タイトルに導いたことで、この血統のベストパートナーと言えそうだ。「この勝負服で勝ててとてもうれしいです。先生(手塚調教師)から気持ちが難しくかかるところがあると聞いていましたが、調教からの状態の良さも聞いていました。そのデキの良さを信じて乗りました。スタートでつまずいて後ろからになりましたけど、他馬と離れたことでリズム良く行けました」と話した。
なお、サマー2000シリーズのチャンピオンには今回2着で合計15ポイントとなったトーセンスーリヤが輝いた。