21年夏の小倉開催最後を締めくくるGⅢ小倉2歳S(5日=芝1200メートル)は、ナムラクレア(牝・長谷川厩舎)が大外から差し切ってフェニックス賞に続く連勝を飾った。2着にスリーパーダ、3着にアネゴハダが入った。ミッキーアイル産駒としては昨年のメイケイエールに続く連覇。管理する長谷川浩大調教師はJRA重賞初勝利となった。
前日の札幌(ドーブネ)で初勝利を挙げた「ウマ娘」で知られるサイバーエージェント社長の藤田晋オーナーが所有するデュガ(牡・森厩舎)は4着。前走のフェニックス賞(3着)に続く格上挑戦で、サッと2番手につけたものの、勝負どころではやや手応えが悪くなり、なんとかなだれこむのが精いっぱいだった。武豊騎手は「スタートが良くて、モマれない位置につけることができた。まだ周りの馬を気にするようなところはあるけど、このメンバーに入ってよく頑張っているし、いいスピードを持っているよ」とその走りを評価した。