【新日本】デスペラード&金丸がジュニアタッグ王座奪回 ファンタズモの靴でロコ・モノ一閃

ファンタズモ(右)の靴で殴るデスペラード

新日本プロレス5日の埼玉・メットライフドーム大会で行われたIWGPジュニアタッグ選手権は、挑戦者のエル・デスペラード、金丸義信組が石森太二、エル・ファンタズモ組を破り第67代王者に輝いた。

「SUPER Jr. TAG LEAGUE」の覇者としてベルト取りに挑んだデスペラード組は、異様な威力で疑惑視されるファンタズモの右足にこの日も苦しめられた。デスペラードがボディーへのソバットを浴びると、掟破りのピンチェ・ロコ(変形バスター)、ダイビングボディープレスと猛攻にさらされる。

さらにファンタズモは自ら右足のシューズを脱いで殴打を狙うが、デスペラードはこれをかわしロコ・モノ(ナックルパート)を決めてシューズを奪うことに成功する。取り返そうとする石森を金丸がウイスキー瓶攻撃で排除すると、シューズを拳にはめてのロコ・モノを発射。そのまま必殺のピンチェ・ロコを決めて乱戦に終止符を打った。

コメントブースで血のにじんだ右拳を冷やしたデスペラードは「普通のソールでこんなんなるかボケ! アマレスのソールはこんなに固くねえんだよ、バカヤロー!」とファンタズモにイチャモン。「お前は口が悪いだけで、あとは頭も身体能力もすげえのは、よーく分かった。だけどこんな小細工いらなくね? ま、お前がそれでいいならいいけど」と、新王者の余裕をのぞかせた。

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