カジノ誘致反対の市民団体が勉強会 佐世保

IR誘致の現状を知ろうと企画した勉強会=佐世保市戸尾町、させぼ市民活動交流プラザ

 長崎県佐世保市のハウステンボス(HTB)へのカジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致計画に反対する市民団体は5日、市内で勉強会を開いた。
 県と市はIR誘致を目指しており、県はIR整備を手掛ける設置運営事業予定者を決定。勉強会は市民団体「カジノ誘致問題を考える市民の会」(早稲田矩子代表)が現状を知ろうと企画し、約20人が参加した。
 勉強会では今井一成弁護士が「長崎IRの現状」と題して講演し、県試算の経済効果やギャンブル依存症対策に疑問を呈した。その上で、横浜市長選でIR誘致撤回を掲げた新市長が誕生したことを踏まえ「来年の県知事選で反対派候補が勝てば撤回もあり得る。最初で最後のチャンスになると思う」と話した。

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