「この初恋はフィクションです」で坂井真紀、矢田亜希子が母親役に

TBS系で10月からスタートする、よるおびドラマ「この初恋はフィクションです」(月~木曜深夜0:40、開始日未定。一部地域を除く)に、坂井真紀と矢田亜希子が出演する。

ドラマは、企画・原案を秋元康が担当。脚本を「おっさんずラブ」シリーズ(テレビ朝日系)、「私の家政夫ナギサさん」(同系)などを手掛けた、今最も勢いのある脚本家の1人である徳尾浩司氏が務めるオリジナルの青春群像ラブストーリーだ。また、民放初の試みとして、YouTubeで全話配信を実施。1話・約15分という特性を生かして、若い世代に通学・通勤時間などの隙間時間にいつでも本作を楽しめるよう、月~木曜の放送回をその週の金曜にYouTubeで一挙配信する。

そして、本作の主演を務めるのは、現在同局で放送中の、TBSスター育成プロジェクト「私が女優になる日_」(土曜深夜0:58。地域により放送時間が異なる)で全国9000人の中から選ばれた10人による演技バトルで、1位に輝いたメンバー。ドラマ初出演にして初主演を務め、そのほか主要キャストである女子生徒役も、演技バトル上位者が演じる。

主演キャストの解禁を前に、異例の先出し解禁となる今回の2人は、坂井が開業医として忙しく働きながら、教育にも熱心な泉の母・倉科祥子役、矢田がクラスの誰も顔も姿も見たことがない「不思議な転校生」祖父江広樹の天真らんまんな母・祖父江麻里を演じる。

祥子は眼科の開業医で日々忙しくしているが、子どもの教育には熱心で、泉が自分と同じように医者になりたいと思っていると信じて疑わない母親だ。親の望む進路と自分が進みたい進路に悩む高校2年生の泉と母親との微妙な距離感や空気感を巧みに演じる。一方、麻里は、泉が祖父江家に宿題を届けた際に、息子のLINE友達になってくれないかと頼むなど、一見息子思いの母親。しかし、どこかミステリアスで浮世離れした空気感を放つ。

坂井は「今の若い子たちの進路の悩みや恋、SNSでのやりとりを含めて、大部分は母親目線でやきもきしながら、そして、私たちの時代とも共通する学生時代のあれこれは少し懐かしく、とても楽しく台本を読ませていただいています。顔が見えない相手に恋をすることはとても新鮮で、この恋の行方が楽しみです」と展開に期待し、「私が演じる主人公の泉の母親の祥子は、とてもいい母親です。娘との会話の中ですてきだなと思うセリフがいくつもあります。泉と一緒に、親子らしい生き生きとした距離感、空気感が出せればいいなと思っています」と役作りについて明かす。

そして「今回、このドラマでデビューする子が多いですが、デビュー作は人生で一度きりですし、今しかできない、彼女たちにしか出せない魅力が現場でもキラキラとあふれています。そこもこのドラマの大きな見どころだと思います」と話している。

矢田は「フレッシュな方ばかりということもあり、現場の雰囲気がとても楽しいです。とても初々しい初恋のかわいらしい脚本で、顔の見えない相手に恋をするというのも新鮮ですし、学生時代の恋愛を思い出しつつ、共感しつつ読ませていただいています。メインキャストの女の子たちは初めてのドラマなのにとても堂々としていて、物怖じしていない感じでしっかりしていました。その様子を見ていると、自分が制服を着てドラマに出ていた時代を思い出しました」と過去の自身も振り返り、「フレッシュな皆さんの演技や成長していく姿も注目です。私は『不思議な転校生』の祖父江くんのお母さんなのですが、常に明るくて天真らんまんだけど少し謎めいた部分もあるので、そのあたりも注目していただければと思います」とアピールしている。

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