「劇場版 がんばれ!TEAM NACS」で解散のリハーサル!? 大泉洋、泣いている観客に驚くも「確かに映画を見るとその気持ちは分かります」

「劇場版 がんばれ!TEAM NACS」の公開記念舞台あいさつが開催され、出演したTEAM NACS(森崎博之、安田顕、戸次重幸、大泉洋、音尾琢真)と堀切園健太郎監督が登壇した。

WOWOW開局30周年記念として破格のスケールで制作された「がんばれ!TEAM NACS」は、「WOWOWは本当に何を考えているんだ!」「お金かけすぎているけど大丈夫?」とTEAM NACSメンバーも困惑。放送を終えた現在も、視聴者からは「何これ」「癖になる面白さ」「爆笑!」などといった絶賛の意見が続出し、SNSをにぎわせた。そして、番組を再編集した「劇場版 がんばれ!TEAM NACS」では、吉田羊が悪役“女帝デロリアン”として参戦する「バック・トゥ・ザ・戦隊・フューチャーズ」を皮切りに、国民的グループを目指して瑛人やヒャダインと楽曲制作をしたり、さまざまなゲストが出場する「NACS 新メンバーオーディション」などのプロジェクトに加え、放送では見ることのできなかった爆笑の未公開シーンとメンバー5人の本音が詰まったインタビュー映像がふんだんに盛り込まれた。

舞台あいさつでは、安田が「若干気になるのは、われわれがいただけるギャラがWOWOWさんと劇場込みで1本なのか、WOWOWさんとは別に、劇場版でまた新しくいただけるのか。それが若干気にはなっておりますけれども」と心配顔。すかさず大泉から「いやらしいこと言うんじゃないよ」とツッコまれて笑いを誘う一幕も。

劇中では、それぞれの企画の進め方に対する考えの違いからぶつかり合い、リーダー・森崎が勢い余ってTEAM NACSの解散を告げてしまったことから、あわや解散の危機にというシーンもある。メンバーに解散を告げる役割を担った森崎は「どこまでがリアルなのかフィクションなのかは分からないですよね。私もそんな渦中におりました。ただ、私としては正直、1回、解散のリハーサルをさせてもらったかなという気持ちがあります。ただただ25年もやってる、大学の頃の仲良しユニットですから。でも実際はそうはならないんじゃないかと思っております。皆さん気楽に見守っていただけたらと思います」と支え続けるファンに呼びかけた。

大泉は「今日はずいぶん泣いていらっしゃるお客さまもいて、僕らもビックリしましたけど、でも確かに映画を見るとその気持ちは分かりますね。なんかよくできているんです。一つのグループが25周年を迎えて、破綻するんですが、それでも何とか前に進もうとする姿に、自分たちの作品だけど、すがすがしいものを感じました」と感激。さらに、これまでの道のりを振り返り、「われわれも何度も解散の危機はあったから不思議な感動があって。皆さんに泣いていただけるというのは、あらためてそういう作品でもあるんだなという気がいたしました」としみじみしていた。

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