東京パラリンピックの閉幕を受け、神奈川県藤沢市役所本庁舎1階壁面に掲示されていた東京五輪・パラリンピックの公式エンブレムの装飾シートが6日、取り外された。藤沢駅周辺や東京五輪セーリング競技が開催された同市江の島などの五輪装飾も撤収された。
装飾シートは、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、東京五輪・パラリンピックが1年延期されることが決まる以前、五輪開会200日前の2020年1月6日から掲げられた。
縦2.7メートル、横14メートルの大型サイズで、藍色を基調に五輪マスコット「ミライトワ」をあしらったデザインが、大会気運を盛り上げるシティードレッシング(都市装飾)の象徴として市民に親しまれてきた。作業員がシートを剝がす様子を記念に残そうと、スマホで撮影する来庁者も。
市東京オリンピック・パラリンピック開催準備室は「装飾シートは、オリンピックイヤーを盛り上げる役割の一端を担った」と振り返った。