8月22日(日)、MOTA(モータ)ではいち早くトヨタの新型コンパクトSUV「カローラクロス」日本仕様の概要をお伝えした。新型カローラクロスの発売日は2021年9月14日(火)、価格は199万9000円からとなる。既に海外仕様の姿が明らかになっていたカローラクロスだったが、日本仕様は独自の“ヤリスクロス顔”のフロントマスクになると第一報ではお伝えしていた。しかし続報によると、それは半分正解で半分間違いなのだという。あえていうなら…“カローラ顔”だ!
海外仕様のカローラクロスは黒い樹脂色を強調したフロントマスク、日本仕様は異なる“顔”に
まずは「カローラクロス」の写真を見て欲しい。
この海外仕様のカローラクロスは2020年7月に発表済み。もはやすっかりお馴染みの顔となった。黒い樹脂色の面積が多く、それがSUVらしさを強調している。
ただし日本仕様のカローラクロスは、これとは違うオリジナルのフロントマスクになる。それが第一報でお知らせした通称“ヤリスクロス顔”である。
そこで今度は、ヤリスクロスと海外仕様のカローラクロスの画像を並べてみた。
グリル開口部の大きさと相まって押し出し感の強い海外仕様のカローラクロスに比べ、ヤリスクロスは随分とあっさりしたテイストに映る。
日本仕様のカローラクロスは“ヤリスクロス顔”ではなく“カローラ顔”!? その違いは台形グリルの形状にあり
しかし今回、新たな情報が入った。情報提供者によると、日本仕様のカローラクロスは“ヤリスクロス顔”ではなく“カローラ顔”なのだという!!
……一瞬何のことを言っているのかわからなかったので、改めて情報を整理してみよう。この場合の“カローラ”とは、既に国内で販売される「カローラ」(セダン)や「カローラツーリング」(ワゴン)などのフロントマスクを指している。
具体的には、ナンバーの周りの大きな台形のグリル形状と、ヘッドライトから中央のCマーク(カローラのエンブレム)につながる細いラインが、日本仕様のカローラクロスの顔になるのだという。そう、日本仕様のカローラクロスはトヨタのCIマークではなく、カローラのエンブレムがフロント中央に配されるようだ。
いっぽうでヘッドライトは、海外仕様のカローラクロスと同様の細長いタイプがそのまま残され、日本仕様のカローラセダンなどの変形タイプとはならない折衷型となる。
当初の情報で“ヤリスクロス顔”だと伝えたのは、そのさっぱりしたヘッドライトの印象から来たものだった。
日本仕様は、カローラとヤリスクロス、そして海外仕様のカローラクロスを足して3で割ったデザインになる!?
そんな訳で改めてカローラツーリング日本仕様、ヤリスクロス、そして海外仕様のカローラクロスの写真を並べてみた。この3つが融合されたデザインが、日本仕様のカローラクロスのフロントデザインになる、というのが新たな結論だ。
4つの写真をジーっと見つめているといつしか、日本仕様のカローラクロスのフロントマスクが浮かび上がってくる……はず。あとは、2021年9月14日の正式発表で、改めて答え合わせをしてみることにしよう。
[筆者:MOTA編集部 トクダ トオル/撮影:TOYOTA]