元フランス代表アダムス氏が73歳で死去…麻酔薬の投与ミスで約40年昏睡状態に

 元フランス代表DFでパリ・サンジェルマンのジャン=ピエール・アダムス氏が、39年間の昏睡状態の後73歳で亡くなった。

 セネガル出身のアダムス氏は1977年から1979年までPSGでプレーし、フランス代表で22キャップを記録。ニームでは84試合、ニースでは145試合出場を果たしている。アダムス氏は1982年に膝の手術を受けた際、麻酔薬の投与ミスで心停止となり脳に損傷を負う。15ヶ月後に退院し自宅で妻ベルナデット氏が看病していたが、意識を取り戻すことはなく死亡が確認された。PSGは声明で、「アダムスの生きる喜び、カリスマ性、経験は尊敬を集めた」と哀悼の意を表す。またニームは「彼の愛する人たちと、彼の家族に心から追悼の意を示したい」と述べ、ニースは19日に行われるASモナコ戦とのホームゲームで黙とうを捧げると表明した。

アダムス氏が約40年間の昏睡状態の末73歳で死去 Photo Universal

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