7日（火）午後も、北・東日本は晴れる所が多い見込み。東京はこの時季としてはまだ気温が低めとはいえ、晴れ間の出る時間がありこれまでより過ごしやすくなりそうだ。一方、西日本は湿った空気が流れ込み、今夜にかけて次第に雨の範囲が広がる見通し。

東は初秋　西は夏の装い

　けさの東京都心は、最低気温が16.8℃と平年より5℃低く10月上旬並みだったが、この時間はすでに前日の最高気温を上回っている。関東は午後も多少、雲の多い所があるものの、気温は25℃前後まで上がり、これまで続いた洗濯物が乾きにくいじっとりとした空気とはひと味違った感じになりそうだ。

　一方、西日本は湿った空気が流れ込み、関東付近とは対照的に蒸し暑い状態が続いている。太平洋側では午前中から雨の降っている所があるが、これから今夜にかけて次第に雨の範囲が広がる見込み。今夜は四国の太平洋側を中心に、局地的に激しい雨の降る所がありそうだ。天気の急な変化、落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要となる。

8日（水）は広く雨に

　8日（水）は低気圧や前線の影響で、西日本～東北にかけて広く雨が降る見込み。西日本は大気の状態が不安定で雷を伴う所があり、四国の太平洋側は昼過ぎまで局地的に激しく降りそうだ。また、北陸など日本海側でも本降りとなる所があり、まとまった雨になりそうだ。東京など関東は雲が多く、午後は北部を中心に雨が降る見通し。また、低気圧が日本海を進む影響で、西・東日本は海上を中心に南風が強まりそうだ。朝の気温は全国的にけさより高く、日中の気温は関東できょうより高めとなる見込み。

週後半の天気

　9日（木）は天気が西から回復傾向だが、四国や近畿、東・北日本は雲が取れにくく、雨の降る所がありそうだ。東・西日本は気温が高く、関東から西はほとんどの地域で30℃を超える見通し。東京都心でも、湿気がまとわりつくような状態になる見込み。

　その後、10日（金）日中は比較的晴れる所が多いものの、週末は湿った空気の影響で関東から西の各地は雲が広がりやすくなりそうだ。なお、きょう7日（火）午前に発生した台風14号が、週末には強い勢力で沖縄の南まで進む予想となっている。沖縄・奄美では、今後の台風の動きに注意が必要だ。

（気象予報士・高橋和也）