えびはら武司氏 初恋を舞台化も…マチ子役の女優に思わず「ごめんね、あの時は」と平謝り

手前左から蜷川まゆ、斉藤ひかり、奥左からIKKAN、武田知大、亀吉、鳳恵弥、えびはら武司氏

舞台「まいっちんぐマンガ道~出発への扉~」の公開リハーサルが7日に都内で行われ、原作のえびはら武司氏(67)、演出のIKKAN(50)、主演の亀吉(43)らが取材に応じた。

今作は「まいっちんぐマチ子先生」の作者・えびはら氏の自伝的漫画「藤子スタジオアシスタント日記~まいっちんぐマンガ道~」の舞台化シリーズ第3弾。えびはら氏のアシスタント時代の初恋模様なども描かれている。

初恋のシーンについて、えびはら氏は「こんなもんだろうという感じ」と照れた表情。IKKANから「稽古場で(初恋の)女性とだんだん距離が遠くなっていった切ないシーンを先生に初めて見せたときに、マチ子役の女優に『ごめんね、あの時は』って言ってました」と暴露される一幕も。

えびはら氏は「いろいろ思い出しましたけど当時、若かったんであまり積極的になれなかった。特にマンガしか頭になかった。人の出会いとか、そういうのを置いてけぼりにしてた時代なんで」と話したが、スタッフから「記事を通して言い訳をしないでください」と突っ込まれるなど最後までイジられていた。

主演の亀吉は「今のご時世、伝えていきたいのは愛かなと思う。この作品の中でも色んな愛の形があります。見ていただいたお客さまに、その愛がいっぱい届けばいいなと思ってます」と語った。

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