テニスの4大大会「全米オープン」女子シングルス4回戦で、エマ・ラドゥカヌ(英国)に敗れたシェルビー・ロジャース(米国)が、SNSでのひどい誹謗中傷被害を告白した。
米「ESPN」によると、ロジャースは敗戦後「今日は、900万人の死の脅迫などがあるだろう」とSNS上の攻撃を告白。「SNSなんてなければいいのにと思うが、実際にはある。今はマーケティングの主要部分で、契約で特定のことは投稿しないといけない。いま私のプロフィルを見れば、私はおそらく『太った豚』であり、今は言えない言葉です。心にとどめないように努めますが、それはスポーツの不幸な側面でもある」と苦悩を明かした。
3回戦で敗退したスローン・スティーブンス(米国)も、SNS上で多大な誹謗中傷や人種差別を受けていることを告白したばかり。問題の根深さが浮き彫りになっている。