DeNA・三浦監督 古巣G倒で移籍後初白星の宮国に「初回から気持ちも入っていた」

ウイニングボールを手にするDeNA・宮國(右)と三浦監督

古巣相手にうれしい白星を飾った。DeNA・宮国椋丞投手(29)が7日、巨人戦(横浜)で移籍後初先発し、5回を76球、7安打2奪三振1四球2失点。チームは8―2で逆転勝ちし、自らも昨季まで10年間在籍した巨人時代の2017年7月12日・ヤクルト戦(東京ドーム)以来となる約4年ぶりの勝利を挙げた。

試合後の三浦大輔監督(47)も右腕の投球内容を「非常に初回から気持ちも入っていたと思う。点を取られたが、持ち味であるゴロを打たせて粘り強く投げた。丁寧に低めに両サイドも突いて、非常にいいピッチングだった」と評し、賛辞を贈った。

宮国は昨季限りで巨人を戦力外となり、12球団合同トライアウトを受験。3月にDeNAと育成契約を結んだ後、ファームで20試合に登板し、この日のマウンドに臨んだ。そんな右腕について指揮官は登板前に「『ここからが本当の勝負。育成からはいあがってここからがスタートだぞ』と伝えた」ことを明かし、試合後には「『おめでとう』と言った。いきなり勝ち星を一つ持ってきてくれたし、次の登板も楽しみにしている」とも続け、笑みを浮かべていた。

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