【W杯アジア最終予選】大迫少林サッカー弾!チーム&自身にプレッシャーかけた

森保ジャパンはカタールW杯アジア最終予選の第2戦の中国戦(7日、ドーハ)で1―0と快勝し、今大会初勝利を飾った。

FW大迫勇也(31=神戸)が“エースの猛ゲキ”で勝利に導いた。

1トップで先発した大迫は前半40分に右サイドを突破したMF伊東純也(ゲンク)からのクロスに反応。ジャンプ一番、右脚をいっぱいに伸ばしてボールに合わせてゴールに突き刺した。まるで飛び蹴りのようなアクロバチックな“カンフー弾”に「試合前から純也とも話していたし、そのとおりのボールが来た」と会心の一撃だった。

強い覚悟を持って臨んだ一戦だった。初戦で格下オマーンを相手にホームでまさかの不覚。危機感を抱いた大迫らベテラン選手が中心となってドーハ入り後に選手ミーティングを開催した。

「ふわっと入ってしまったのが一番の要因。危機感をチーム内で持てるように考えた。僕ら経験ある選手が雰囲気づくりをした。本当に後がない試合だったので、目を覚まさなければいけない状況だった。そこは意識した。言うことで僕自身にもプレッシャーをかけた」とイレブンに活を入れると同時に自身を追い込み、決勝弾につなげた。やはり頼れるエースだ。

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