巨人の “日本最速男” ビエイラが月間MVPを初受賞「努力は才能を上回る」

月間MVP受賞を満面の笑みで喜んだ巨人・ビエイラ(球団提供)

巨人のチアゴ・ビエイラ投手(28)が7日、7・8月度の「大樹生命月間MVP賞」を初受賞した。

ライバル球団も目を見張る〝練習の虫〟が、一つの勲章を手にした。ビエイラは中断期間の前後の計12試合に登板し、防御率は驚異の0・00。それもそのはずで、5月3日の広島戦(マツダ)から9月1日のヤクルト戦(京セラ)まで得点を許さず、32試合連続無失点の外国人選手の新記録を樹立した。今では守護神に定着し、8月13日の中日戦(東京ドーム)では、NPB最速となる166キロも叩きだした。

巨人の外国人投手では2017年8月度のマイコラス以来となる受賞で、ビエイラは「うれしい気持ちでいっぱいです」と笑顔をみせた。来日当初は制球難に苦しんだが、今やブルペンに欠かせない存在に。「最後の瞬間というのは何とも言えない素晴らしい瞬間。人生いい時もあれば悪い時もありますが、楽しむということ。努力は才能を上回るもの」と誇らしげだ。

現在は16セーブ。9回を締めるたびに胸をバンバンと叩いて絶叫するシーンが増えれば、チームのV3もグッと近づいてくる。

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