「八月は夜のバッティングセンターで。」最終話のレジェンド選手は日米プロ野球界で大活躍したエース・上原浩治

テレビ東京ほかで本日9月8日放送の連続ドラマ「八月は夜のバッティングセンターで。」(水曜深夜1:10)の最終話に、レジェンド選手として上原浩治が出演する。

本作は、夏休みに都内のバッティングセンターでアルバイトをすることになった女子高生・夏葉舞(関水渚)と、「バットのスイングだけで、その人がどんな悩みを抱えているか分かる」と豪語する謎の元プロ野球選手・伊藤智弘(仲村トオル)が、毎回バッティングセンターを訪れる悩める女性たちを「野球論」で例えた独自の「人生論」で解決へと導いていくベースボール・ヒューマンドラマ。

これまでにも、ノールック投法の元メジャーリーガー・岡島秀樹、セ・パ両リーグでの本塁打王達成の強打者・山崎武司、日本、メジャーリーグ、台湾プロ野球、BCリーグとプロにこだわり続ける川﨑宗則選手、職人的リリーフエース・五十嵐亮太、日本球界を代表する女房役として鳴らした里崎智也、5年連続2ケタ勝利を誇るグレートエース・吉見一起、日本プロ野球で唯一50歳まで現役を貫いた鉄人・山本昌、捕手としての生涯打率日本記録を持つ古田敦也らが、人生を語る野球場に登場し、数多の悩める者たちを奮い立たせてきた。

舞は、かつて女子野球部のエースとして全国制覇を目指し日々練習に励んでいたが、勝ちを求めるあまり周囲のことも顧みずハードな練習を強要したことから部内で浮いた存在となっていた。ある時、共に戦ってきた秋本美希(池田朱那)に舞が投げたボールが当たってしまい、今後の試合が絶望的となってしまう。その自責の念からボールを握れなくなってしまう舞。自分を必要とする仲間たちの声も耳には届かず、1人で苦しむ舞の姿を見た伊藤は「ついにこの日が来たか」とつぶやき、バッティングセンターに来るようになった本当の理由を語り始めるのだった。

失意の底にある舞の心を修復するために、伊藤が説く最後の野球論とは? そしてベースボールスタジアムに姿を現したのは、日米通算100勝100セーブ100ホールドを達成した唯一のアジア人、元メジャーリーガー・上原浩治だった。

上原は、今回の出演について「『自分でいいのかな?』っていうのと、『なんで俺?』と思いましたね」と戸惑いもあったという。しかし、「野 球があったから今があると思っていますし、人生そのものというのもありますけど“野球に感謝”ということですね。野球をやっていなかったらこういう出演の依頼も全くなかったと思いますし、野球には本当に感謝しています」と本作との出合いにも言及。

さらに「皆さんには、このドラマを見ていただければ本当にうれしいなと思いますし、僕の野球しかできないところを…一言だけなんですけど(笑)、俳優には向いてないなっていうのを、分かってくれたかなと思いますけど、いいドラマになっていると思うので、ぜひ見てください」と少し照れながら、控えめにアピールしている。

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