環境に優しいロマンスカー 小田急、VSE2編成に再生エネ活用へ

再生可能エネルギー由来の電力で運行するロマンスカー・VSE(小田急電鉄提供)

 小田急電鉄(東京都)は7日、10月から来年2月末までの間、新宿と箱根をつなぐ「ロマンスカー・VSE(50000形)」2編成の使用電力を、再生可能エネルギー由来の電力に置き換えて運行すると発表した。脱炭素社会の実現に向け、二酸化炭素(CO2)排出量の削減につなげる。

 小田急グループは、環境課題に取り組む行動指針を策定。2019年度34万トンだったグループのCO2排出量を、50年には実質ゼロにするとの目標を掲げている。

 「ゼロカーボンロマンスカー」の運行はその一環。期間中は、東京電力エナジーパートナー(同)の太陽光などで発電された電力を使用する。これにより、1566トンのCO2排出削減につながるという。

 同社は「今後も環境問題に積極的に取り組んでいきたい」と話している。

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