ブラジルサッカー連盟が代表招集を拒否した英プレミアリーグへ“報復”

東京五輪で金メダルを獲得し、得点王にもなったリシャルソン(ロイター)

ブラジルサッカー連盟(CBF)はイングランド・プレミアリーグの各クラブがブラジル代表への招集を拒否した問題で国際サッカー連盟(FIFA)に選手に出場停止を科すように要請したとブラジルメディア「UOL」が報じている。

同リーグは英政府が定めた新型コロナウイルスの規定で、ブラジルなどレッドリスト国への選手派遣を拒否すると発表。全20クラブが同意し、ブラジル代表は、FWガブリエルジェズス(マンチェスター・シティー)やFWロベルト・フィルミノ(リバプール)、DFチアゴ・シウバ(チェルシー)ら9選手を招集できなかった。

そんな中、同メディアは「英クラブに反撃する」とし、CBFが同リーグへの〝報復〟を決意したと報道。代表招集を拒否した選手はインターナショナルマッチデー後、5日間試合出場を禁じることができるという規定の適用をFIFAに申請したと伝えている。これにより、今週末のリーグ戦と、14日(日本時間15日)の欧州チャンピオンズリーグ(CL)に起用できなくなる。

ただ、CBFはFWリシャルソンが所属するエバートンに対してはルールにない東京五輪代表に派遣してくれたとし、規定の適用を求めなかったという。

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