高松選手らにスポーツ功労賞授与へ 栃木県、東京パラ活躍の県勢3選手に

車いすバスケットボール男子銀メダルの日本体育大4年高松義伸選手=男子決勝、5日有明アリーナ

 福田富一(ふくだとみかず)知事は8日の定例記者会見で、東京パラリンピックで入賞以上の成績を収めた県勢3選手に、知事特別表彰の県スポーツ功労賞を授与する考えを示した。

 3選手は、車いすバスケットボール男子銀メダルの日本体育大4年高松義伸(たかまつよしのぶ)選手(21)=小山市出身、栃木レイカーズ、車いすテニス女子ダブルス銅メダルの大谷桃子(おおたにももこ)選手(26)=栃木市出身、かんぽ生命、同男子ダブルス4位入賞の真田卓(さなだたかし)選手(36)=那須塩原市出身、凸版印刷。

 真田選手は2016年リオデジャネイロ大会で同種目4位、大谷選手は20年の全仏オープン女子シングルスで準優勝となった際に同賞を受賞している。今回の受賞が決まれば両選手は2度目、高松選手は初めてとなる。

 福田知事は「本県ゆかりの選手の積極果敢なプレーが、多くの感動や勇気を与えてくれた」とたたえ、「(同賞を)授与する方向で調整している」と明かした。

 同賞はこれまで29個人、4団体が受賞。このほか東京五輪で入賞した3選手への授与も内定している。

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