カローラクロスの納期を縮めたい! 納車待ちせず効率良く手に入れるために出来る事前商談のススメ

トヨタの新型コンパクトSUV「カローラクロス」の正式発売が間近に迫っている。ここ1年でトヨタは、ハリアーやヤリスクロス、そしてランドクルーザー300とSUVモデルを立て続けに発売し、そのいずれも大ヒット作としている。喜ばしいことではあるが、ユーザーにとっては「納期待ち」という大問題が発生している。そして新型カローラクロスも、おそらく大ヒットの予感がする。納期待ちを避けるためにはどうしたらよいのだろうか。ポイントは「事前商談」と「実車確認」である。

トヨタ カローラクロス[タイ仕様]

早くも大ヒットの予感、カローラクロスが9月14日に正式発売される

画像は北米仕様の「トヨタ 新型カローラクロス」

既にMOTA(モータ)でも度々報じてきたトヨタ 新型カローラクロスだが、いよいよ2021年9月14日に正式発表となるようだ。8月20日頃からは全国のトヨタ販売店で事前の商談を開始しており、見積もりや予約注文に応じている。そこでグレードや価格、オプション装備など詳しい情報も得られるのだ。

カローラクロスのことが気になっているようなら、正式発表前でも迷わず最寄りの販売店に訪れて、まずは見積りを取得してみることをオススメする。実車はまだ触れるどころか見ることすらも出来ないようだが、おおよその情報は得られるはずだ。

その際には、下取り車の有無やローンの支払いことなども気軽に相談しておこう。営業マンを相手にするとついつい身構えてしまいがちだが、人気車を早々に手に入れるためには、こちらの本気度を伝えたほうが良い。

正式発表と同時のオーダーなら思いのほか短い納期で間に合う可能性大

画像はイメージです

さて、人気必至のカローラクロスだが、いまオーダーすると納期はどのくらいになるのだろうか。既に半年待ちの状態になっているのではないだろうか。

首都圏のトヨタ販売A店で営業スタッフに伺ったところ、意外な答えが返ってきた。

『ヤリスクロスの時もそうでしたが、正式発表直後ならまだ納期が読めます。年内の納車もイケるかもしれません。』

2020年8月末に発売を開始したヤリスクロスの場合は、正式発表が行われたのち、TVCMが流れ、やがてWeb媒体や雑誌に記事が載る頃には、もうかなりの納期待ちが発生していたという。

ただ、発表と同時に展示車両がショールームに並び、実車や正式なカタログを確認。そのタイミングで早々に成約すれば、数か月後の納車も見込めそうだ、というのである。

なお新型車は、発表直後にはまだ各販売店へ配車が行き渡っていない場合も多い。営業スタッフに確認したり、販売店のホームページを事前にチェックしてから訪問しないと、ムダ足になる可能性もある。くれぐれも注意しよう。

何事も事前の準備が肝心! ほんの少しのタイミングの差で、納期は数倍にも膨れ上がる

写真はタイで世界初公開された「カローラクロス」展示会場の模様

多くの購入者は、まったくの新型車で実車も見ずに注文するのは躊躇する。それは当たり前のことだ。

メーカーから正式発表が行われ、Webや新聞、雑誌などで発売情報を知る。発表のあった週か翌週の土日にようやく販売店を訪れ、そこから商談がスタートするのが一般的な流れとなる。

新車は高い買い物だけに、即断即決という訳にもいかない。金策はもちろんのこと、下取り車をどう処分するか、新規購入なら車庫を確保しないとならないなど、決めなくてはならないことも多い。

そんな様々な経過を経て、正式注文に至る。こうなると、正式発表日からは2週間や3週間はあっという間に過ぎている。

その時には、淡々と事前商談を進めてきたユーザーの注文が全国から積みあがっており、あっという間に半年待ち・・・ということになるのだ。

正式発表日後の週末からのんびり商談を始めているようでは遅すぎるのだ

事前商談と聞くと、実車も見ないで買うギャンブルのようだと勘違いする方がいるかもしれないが、決してそうではない。ポイントは「実車を見てから正式契約」。

正式発売日の前から商談をスタートするのは、少しでも先んじて注文を入れるため。しかし実車も見ずに成約しなくて良い。

正式発表と同時に、多くの店舗には展示車が配車される。真っ先に実車を見て気になる点をしっかり確認し、納得の上でハンコを押せばいいのだ。それだけで、他のお客さんよりも数週間早くオーダーが完了する。この差が大きいのだ。何事も事前準備が肝要なのである。

ともあれ、9月14日の正式発表まであとわずか。週末に出来る限りの事前商談で準備を進め、正式に実車をチェックしたうえで注文を入れよう。幸運を祈る!

[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:TOYOTA]

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